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一人で相槌

オタクが見たママ聞いたママ感じたママをシャべっていきます。

ここに来て恋愛映画の話をします。(君の名は。感想)

 ここ近年、映画氷河期と言われ映画館への客足も一時期よりめっきり減ったとニ各メディアも盛んに話題にしていました。そんな昨今、「シンゴジラ」を皮切りに、邦画洋画問わず映画業界を騒がす話題作が続々と公開されました。興行収入が数十億円を超える作品が同時期に複数公開され、連日映画館は満員という嬉しいニュースも多く取り上げられ、業界が大いに盛り上がりました。

 僕もこのビックウェーブに乗り遅れる訳にはいかないと見てきましたよ。「ポケットモンスターXY&Z ボルケニオンと機巧のマギアナ」。やっぱり戦闘シーンがよかったですね!アニメシリーズも映画作品並と話題になった作画クオリティが映画になるとさらにパワーアップしてました。個人的にはマギアナの生い立ちや過去話をもう少し掘り下げてくれたら良かったかな?っと思いましたが、ポケモン映画然としたメッセージ性もあり、おおむね満足いたしました。マギアナ可愛い。とても良い。

 

 さあ、ポケモンを見た8月中旬から一ヶ月ほど経ちまして、もう一作、見てきましたよ。テレビで連日のように特集されている新海誠監督最新作、「君の名は。」。新海作品特有の美麗な作画、主題歌含む作品内音楽を「RADWIMPS」を担当するなど、公開前から話題になっていましたが、公開後はさらに拍車がかかりましたね。興行収入もついに100億円を超え、日本アニメ映画史上に残る一作になった今作。遅ればせながら観賞させていただきます。

 ネタバレが含むか怪しい感想になるのですが、個人的には納得いかない部分の残った作品でした。

 これもう個人の価値観の話なんですが、あの映画恋愛映画だと思って見に行ったんです。そういう触れ込みでしたし。すごく王道、というかベタな恋愛要素が含まれていて、そこに対する不評も少なからずあったのですが、僕自身はそこは良かったと思います。恋愛映画で恋愛描写をとやかく言うのもお門違いですし、恋愛至上主義の考え方嫌いじゃないんです。でもその恋愛描写に納得がいかなくて、あの人たちなんでお互いを好きになったの?ってしこりが終始残ってました。例えば、ヒロインの三葉は地元の議員の娘という事もあり、同年代から浮いた存在で、クラスメイトから陰口を言われる事もあります。三葉と入れ替わった滝がそういった現状を改善し、それに三葉が気づき、惹かれていく。みたいな描写が映画中に2、3表現されていたら良かったんです。例えば。逆もしかりです。滝の家には母親の面影がなかったのですが、その母親がいない環境で家事が得意な三葉が、子供が当たり前に受ける母親からのぬくもりみたいなものを与えられて、三葉を異性として意識していく、みたいな描写があればこっちとしてもお互いの良さがわかって納得できたと思うんです。そこらへんがなんだか曖昧で二人の気持ちに感情移入ができませんでした。

 気がついたら好きになっていた、と言ってしまえばそれまでだと思うんです。が、恋愛ものなら恋愛要素もっと大事にすべきだと思うんです。僕が見たところ、お互いがお互いを意識し合うシーンなんて、おっぱいとちんこもみ合うところくらいなもんでしたよ。体から始まる恋だってある。恋の始まりなんて人それぞれ。この考え方は大いに賛同します。人の数だけ恋があって、育まれる愛があると思います。だけどここで言いたいのは、そんなセックスラブ的なものを中高生が中心に話題となった映画作品の中身として成立させていいのかって話です。というかお金を払ってまで見る恋愛作品としては浅すぎません?

 薄い恋愛描写が原因で僕の中ではこの映画が手放しで面白かったと言えないものになってしまいましたが、印象に残った部分といえば音楽ですね。RADすごく良かったです。歌詞の付いている音楽4つのどれもが演出と相まって鳥肌が立つほどのクオリティとなっていました。そこは素直に良かったです。

 

 今回の映画鑑賞で感じたことは、作品の良し悪しに限らす、多くの作品を見るに越したことはない、というところですね。特にSNSが普及している昨今、口コミの持つ力が強大となっています。周りが面白いと言っていたからという理由でコンテンツに触れることは間違いではありません。しかし、周りが良いと言っているものがすべて良いと思うのは危険な思考だと思います。SNS等の印象に自分が操作されないよう、自分で見て、自分の教養を豊かにするため、手広く多くの作品を見ることは大切なことだ思いました。その際に心がけて欲しいのは、他人の感想を否定しないということです。自分と違う意見があるのは、自分と同じ意見があるのと同じように当たり前のことなんです。大人になってという言い方には語弊がありますが、違う意見は違う意見。そこに流されず、よそはよそ、うちはうち精神で自分の意思を強く持つことが大切ですよ。

 ただ、頭ごなしな否定意見や罵詈雑言を交えた中傷意見などには耳を傾けなくて良いと思います。つまらなかったというその人の意見は否定してはいけませんが、その人の人格を否定することは、個人的にして良いと思っていますので、その方向性でいきましょう。これは逆もまたしかりです。中身のない賛辞なんて中身のない暴言と大差ないですよ。